オヤスミ
「オヤスミ」を言う前に 君の寝顔を覗き込む
すっかり眠っているのに いつも起こしてしまう
「ただいま」を言う前の 家に灯火がみえる
ドアを開ける前から 温もりがたたずんでいる

いつもいつもの事だから 当たり前とは言わないが
すごくすごく照れくさい ありがとうを言うのは

飛び出したらなかなか 帰らない僕だけれど
でも「オヤスミ」を言うのは 君の寝顔だけ

ホンの些細な事から 言い争いをしてしまう
他愛ない原因なのに だんだん二人熱くなる
力では負けないけれど 決して手はあげないけれど
最後は言い負かされて 男がすねてしまうんだ

いつもいつもだらしの無い 僕が悪いと思ってる
すごくすごく照れくさくて 謝れないだけさ

お互いに背中を向けて 寝てしまう日もあるけれど
でも「オヤスミ」を言うのは 君の寝顔だけ